ドレスコーディネーターの仕事に興味があるけど、実際の声がきいてみたい！と悩んでいる方へ
元ドレスコーディネーターで結婚式場・貸衣裳店で勤務していたことのある私が、ドレスコーディネーターのリアルを職場体験のようにお伝えします！
結論、私はドレスコーディネーターの仕事について本当によかった！！！と思っています。あの頃はとても充実していて、仕事が楽しかった。
今、ドレスコーディネーターになりたいと悩んでいる方への後押しになれば幸いです。
ドレスコーディネーターとは？
ドレスコーディネーターとは、結婚式において新郎新婦様の衣装をコーディネートする仕事。一生に一度の結婚式を迎えるお二人に寄り添い、ドレスやアクセサリー、タキシードや和装など様々な衣装のコーディネートをお手伝いするお仕事です。また、新郎新婦だけではなく、両親や親族の衣裳などを担当することもあります。
ドレスコーディネーターの仕事内容
主な仕事は新郎新婦様の衣装をコーディネートすること。ここは皆さんわかっていると思います。それでは他にどのような仕事があるのでしょうか？
- 新郎新婦及び列席衣装のコーディネート
- 衣装チェック・メンテナンス
- ドレスのお直し
- 衣装搬入・搬出
- アテンド
- 事務処理
- 衣装仕入れ
一つずつ内容を紹介します。
新郎新婦及び列席衣装のコーディネート
新郎様のタキシードや新婦様のウエディングドレスをコーディネートする仕事です。
ドレス選びは、新婦様のイメージを汲み取り、理想のウエディングドレスを提案していきます。ドレスが決まったらドレスに合うアクセサリーも提案。ドレスのサイズ感をチェックしたり、ブライダルインナーの試着なども行います。一度でドレスが決まる方は少ないため、何度も試着を重ね新婦様の１着を決めていくため、新婦様とのコミュニケーションがとても大切で信頼関係も生まれますよ。
タキシードはサイズや色、形などを新郎様の体型や希望に合わせて提案していきます。ネクタイやベストなどの小物を使ったコーディネートも腕の見せ所です。新婦様の決めたドレスと新郎様の意見から新郎様の１着を決めていきます。
列席衣装については、お父様のモーニング、お母様や列席の方の留袖・訪問着・振袖、子供の衣装などをご提案します。第一礼装が基本でルールもあるため、列席の方が恥をかかないよう、知識が必要です。
衣装チェック・メンテナンス
ウエディングドレスは繊細です。ビーズなどの装飾品がほつれてしまう事もしばしば。ドレスだけではなく、タキシードのボタンが外れていないか、ほつれや汚れはないかなどをチェックしあれば直します。新郎新婦様が衣装を初めて見た時、ほつれや汚れなどがあるととても残念な気持ちになるため衣装のチェックは欠かせません。
また、店舗によりますが使用後の衣装のメンテナンスをする事もあります。
ドレスのお直し
試着時に測ったサイズで新婦様の身体に合わせてドレスを縫い、直していきます。サイズを間違えてしまうとぶかぶかになってしまったりキツくなってしまうので、丁寧に作業することが重要です。
衣装搬入・搬出
決定した衣装を、結婚式場に搬入をし、終わったら搬出をします。搬入の準備は何一つ欠けることのないよう、一点一点丁寧に責任を持ってチェックし準備していきます。
アテンド
ドレスコーディネーターが介添えをすることはほとんどありませんが、私が働いていた結婚式場はアテンドもありました。前撮りと結婚式当日に新郎新婦様の側につきお世話をします。ドレスのトレーンを広げたり、移動時にドレスをもったり、タキシードの着崩れをチェックしたりします。結婚式当日は、これに加えて披露宴での椅子引きやお食事のお世話をします。結婚式は何が起きるかわからないため、臨機応変に対応することが大切です。
事務処理
接客が主な仕事ですが、事務処理もあります。ドレスやタキシード、小物など一つ一つ間違いがないかチェックし、伝票を作成し新郎新婦様と確認をします。パソコンでの作業が多いため、基本的なパソコン動作を知っていると良いでしょう。
衣装仕入れ
独自のブランドのみの取扱店でない場合、ウエディングドレスやカラードレス、タキシードや和装などの仕入れをします。仕入れはトレンドものや店舗にないようなものを選ぶなど、お店の売上にも関わるため、とても大切です。衣装は安くないため、しっかりと見極めて仕入れることが重要です。
まとめ
ドレスコーディネーターの仕事は、ドレス選びのお手伝いだけではなく、衣装のチェックやメンテナンスも行います。一生に一度の結婚式のため、新郎新婦様をはじめ、列席の方にとっても大切な日の衣装です。イメージや理想をしっかり汲み取って提案し、当日は気持ちよく綺麗な衣装を用意し、結婚式後のメンテナンスまでが仕事です。担当する新郎新婦様のために責任を持って仕事をすることが大切です。
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